ミルウォーキー・バックスから今月ウェイブされたデイミアン・リラードが、古巣であるポートランド・トレイルブレイザーズと契約を結ぶようだ。3年4200万ドルの契約内容で合意したと、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。 リラード本人も、「RipCityyyyyyyyyyyyyyyyy!!!!!!!!!」というテキストと共に、ブレイザーズのロッカールームの映像をインスタグラムに投稿。自身の名前が書かれたロッカーが映し出された後、「Together Again(また一緒だ)」という言葉が続き復帰を認めた。 なお、契約には最終年となる2027-28シーズンのプレイヤーオプション、そしてトレード拒否権が含まれているという。今後2シーズンはバックスとブレイザーズの契約を合わせ、合計1億4000万ドルを受け取る。 インディアナ・ペイサーズと対戦した昨季のプレイオフ1回戦の第4戦で、リラードは左アキレス腱を断裂し、5月上旬には手術を実施。そんな中、戦力補強を図るバックスは、FAのマイルズ・ターナーと契約するため、双方の合意の上でリラードを今月ウェイブしていた。その後、ブレイザーズと直近数週間で複数回ミーティングをし、古巣復帰を決めたようだ。 35歳のリラードは2012年のドラフトでブレイザーズから全体6位で指名され、2023-24シーズンの開幕直前にバックスにトレードされるまで11シーズンを過ごした。その間、ブレイザーズをプレイオフに8回導き、通算得点(1万9376点)と3ポイント成功数(2387本)はフランチャイズ史上1位、アシストは(5151本)2位にランクインしている。昨季はいずれもリーグ10位となる平均24.9点と7.1アシストを記録し、9回目のオールスター選出を果たすも、深部静脈血栓症のためレギュラーシーズンは58試合しか出場できなかった。 2025-26シーズンは怪我のリハビリに充てる予定だが、関係者によると、複数の強豪チームからミッドレベル例外契約や最低保証契約でのオファーを受けていた。しかし、家族が住むポートランドへの復帰が最重要だったという。 リラード在籍時の2021年を最後にプレイオフから遠ざかるブレイザーズだが、フランチャイズレジェンドの存在が若手に好影響を与えることが期待される。
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